買いました。

・・・・・・・来ました。とうとう来ました。我が家に・・・・・・我が家にFFⅩⅡさんが!!
長かったよ・・・ホント長かった、手に入れるまで。
 今日は、そんな待望のゲームを手に入れた私(27歳、無職)の軌跡をお送りしたいと思います。



 発売日から二週間。既にクリアしている人も多数出てきているんじゃないでしょうか。 でも、私は当初より月末に買おうと思っていたんで、年度末の最後に、来年度への英気を養うための意を込めて、購入日を今日に致しました。

2、3日前から決めていたんで、なんだか今日は朝からそわそわしてまして。(注;27歳です。) このゲームは私にとって待望のゲーム。二年くらい心待ちにしてたんじゃないでしょうか。だから、もはやゲームの枠を越えたモノになっていたんですよ。 それは、たとえて言うならば「遠距離恋愛」のようなもの。しかも、連絡はなし。ただただ、夜空を眺めて逢える日を心待ちにしていたんですよ。

 今日は風がとて
つもなく強いため、公園には行きませんでした。 適当に息子と遊んで、飯を食って 昼過ぎに出発。 強風にどうせ煽られるんなら、自転車でも一緒でしょ?と思い、久しぶりにママチャリにまたがり、颯爽と家を出ました。
まずは銀行。ここは手堅く一万円だけ下ろしましょう。きっと、ゲームを買ったら、妙なテンションになるであろうから、余計なものまで衝動買いしそうなんでね。 落ち着け、私。そんなキャッシュディスペンサーの前で、ハァハァ息を切らしちゃいけない。 高鳴る衝動は抑えなきゃ。   ほら、銀行員のおねーさんが、いぶかしげな目線を私に向けてるじゃないか。 でも、大丈夫。そんなときは、こう言えばいい。
おいおい、てんご。急いで来たから、パパもう疲れて息切れしちゃったよぉ。」と、大声で。
ほら、とても自然だ。 これで、私の息切れに関する 疑わしい眼差しは防げた。  キャッシュディスペンサーの順番待ちももどかしく、機械脇に肉薄する私。 早く、速くしてくれ。 私はこれから大事な買い物があるんだ・・・
・!
 願いは自分でかなえるもの。順番抜かしなんてへっちゃらだ。 ん?なんだ若造?順番を抜かした私に何か言いたげだな? でも、大丈夫。そんなときは、煉獄のメンチ切り。 どうだ、まいったか。 これからは力関係を良く把握して、モノを言え。若造が。
かくして私は、(一度、暗証番号を間違いながらも)無事 お金を下ろすことが出来た。 よし、いざゲーム屋へっ!!

明らかに高揚している私。ママチャリの速度は増すばかり。 そして、ママチャリに乗りながらもタバコを吸うのが当たり前の私が、焦りすぎて、タバコに火をつけていないのに気付いていない。それほど、マッハで走っている。
間もなく、ゲーム屋に。 と、ここで二度目のテンパり行動。 タバコに火が点いていないのに気付き、ゲーム屋に着いてるのにも関わらずタバコに火を点ける私。 しまった!これじゃ店内に入れない!! ちきしょう、まんまとはめられた。
ゲーム
屋の前で、猛烈に急いでタバコを吸いきろうとする私(27歳、無職)。 鬼気迫る雰囲気だけは、周りに伝わっただろう。 そして、いざ店内へ!!







買いました!やっと!!やっと・・・・・・・。


 なんかね、もう完全に一仕事を終えた感じがする。むしろ、叶ってしまった願いには、もう胸を高鳴らせる効力は無いのかもしれない。 本来なら、エロ本を買った帰り道のように、喜び勇んでいなければいけないのだが、案外 そうでもない自分がいる。 
家に着いて、早速やり始める私。


やはり、オープニングは素晴らしいんですけど。誰だよ、テンションが下がったとか言ってんの。 最高だよ、最高。この素晴らしさは、やってみないと判らないだろう。ボケ。 さっきは、「高鳴らせる効力は無い」とか言っちゃってごめん。 あんた最高だよ。